横幅:650 奥行:645 高さ:1010 座面高:490 mm
材質:ウォールナット 年代:1920年代 輸入:イギリス
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19世紀後半から20世紀初頭にかけて製作されたと考えられるウォールナット製アームチェア。フレームには堅牢で上質なウォールナット材が使用され、深みのある木肌と美しい木目が時間を経てもなお輝きを失っていません。背もたれやアーム部分には優雅な曲線が施され、柔らかでありながら品格を漂わせるシルエットを形成。脚部にはカブリオールレッグが採用され、ロカイユ的な装飾や彫刻が控えめながらも洗練された存在感を放ちます。
デザイン的には18世紀中頃のチッペンデール様式から受け継がれた意匠が随所に見られ、非常に気品ある佇まい。チッペンデール様式は、英国の家具デザイナー、トーマス・チッペンデール(Thomas Chippendale, 1718–1779)が確立したスタイルで、当時のフランス・ロココ、中国趣味(シノワズリ)、そしてゴシックの要素を融合した華麗かつ均整の取れたデザインが特徴です。
座面の生地とクッションは新しいものへ張替え交換済みですので、座り心地は快適かつ安定感があります。華美に過ぎず、それでいて存在感のあるデザインはモダンな空間に一点だけ置くことで調和とアクセントを生み出します。アンティーク家具としての価値はもちろん、日常使いできる実用性も兼ね備えた、まさに“時を超えて愛される椅子”といえるでしょう。
minne で購入
来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!