江戸時代に作られた、無文の鉄地鍔です。幅約6cmという短刀用の小振りなサイズで、余計な装飾を一切排した、きわめて静謐な佇まいが魅力の一枚です。
意匠を持たない分、鉄そのものの表情が際立ち、表面には長い年月を経て生まれた斑状の色むらや、自然な錆の景色が現れています。青みを帯びた鉄肌に、縁や孔の周囲に浮かぶ赤褐色の変化は、人の手では再現できない「時そのものの表情」とも言えるものです。
刀装具としては脇役であった鍔ですが、このような無地の作品には、武具に求められた実用性と、簡素を尊ぶ武士の美意識が色濃く反映されています。飾り立てず、ただ堅牢であること。その潔さが、現代の目にも強い存在感として映ります。
■サイズ(cm)
幅 6 奥行 0.3 高さ 6
■ 推定制作年代(Era / Period)
江戸時代
■状態(Condition)
★★★★☆
経年による金属の色味変化があります。
その他特記する大きなダメージはなく、アンティーク・ヴィンテージ品として良い状態と言えます。(アンティーク・ヴィンテージの手作り品には、経年による細かな擦れや汚れ、わずかな歪みや個体差がございます。あらかじめご了承ください。)
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表情が豊かでとても可愛い。いつも素敵な作品をありがとうございます。