フランスの蚤の市で見つけた、名窯Sarreguemines(サルグミンヌ)窯の「お喋り皿」です。
1875年〜1900年頃に制作された「Légumes(野菜)」という人気のシリーズで、こちらは「Chou(キャベツ)」をテーマにした一枚。
表面には経年による小さな傷、縁に擦れが見られますが、大きなダメージはなく、この時代の陶器としては非常に良好な保存状態です。
【サイズ】
直径:約19cm
■絵柄のストーリー
この絵柄は、フランス中部のオーヴェルニュ地方を舞台にした、言葉遊び(ダジャレ)を交えたユーモラスな一場面です。
中央にいるのは、都会から観光や散策にやってきたと思われる、身なりの良い(ブルジョワ層の)夫婦、右側には、地元の貧しい身なりの少年が立っています。
少年は夫婦に「施し(チャリティ)」を求めています。
オチ(ユーモアのポイント):
フランス語で "Chou"(シュー) は野菜の「キャベツ」を指しますが、同時に愛する人への呼びかけ(「坊や」「可愛い人」)や、ごくわずかな金額の比喩としても使われます。
このお皿のシリーズは「野菜(LÉGUMES)」というテーマでまとめられており、本来なら食べ物のキャベツの話のはずですが、ここでは**「キャベツ(野菜)を乞うている」のか、「ほんの少しの(キャベツほどの価値の)小銭を求めている」のか**をかけています。
また、オーヴェルニュ地方の人々は当時、フランス国内で「けちん坊」あるいは「素朴すぎる」というステレオタイプなイメージで描かれることが多く、この絵も「野菜のシリーズなのに、チャリティ(施し)の話になっている」というズレを笑う、当時のフランスらしい皮肉なユーモアが込められています。
minne で購入
昨日お受け取りいたしました。 お写真よりも現物のほうが素敵で、サイドの模様などもとても繊細で美しく惚れ惚れしています。 素敵なお品物をありがとうございました。