商品説明:
1936年以前に製造されたと考えられるオールド・バカラのウォーターグラスです。この時代のバカラ製品にはブランド刻印が存在せず、本品にも刻印は見られません。しかし、澄み切ったクリスタルの質感、均整の取れたプロポーション、そして下部に施された柔らかなカット装飾から、オールドバカラ特有の美意識がはっきりと感じ取れます。本品は、ウォーターグラス/ワイングラス/シャンパングラス/シェリー酒グラスで構成される、同一サービスセットの中の「ウォーターグラス」にあたります。高さ約19cmという堂々としたサイズは、食卓の中でも中心的な役割を担っていたことを物語ります。水は最も頻繁に口にされる飲み物であり、その器には、実用性と格式の両立が求められました。本グラスはまさに、その要請に応えるための一脚です。現在は単品での販売ですが、同シリーズの他グラスと組み合わせることで、1930年代以前の貴族や上流家庭のテーブルセッティングを再構成することが可能です。他のグラスも同様に単品で販売予定のため、少しずつ揃えていく楽しみも、オールドバカラならではの魅力です。(R080184)
仕様:
・ブランド:Baccarat(バカラ)
・時代:1936年以前(刻印なし)
・種別:ウォーターグラス
・高さ:約19cm
・素材:クリスタルガラス
・状態:アンティーク品として良好
(目立つ欠け・割れなし/経年による微細な擦れあり)
・販売形態:単品販売
おすすめポイント:
・刻印のない“最古のバカラ様式”
ブランドを誇示せず、完成度そのもので評価されていた時代のクリスタル。
・セットの中核を担うウォーターグラス
食卓の格を決める存在として、最も大きく、最も重要な役割。
・柔らかな輝きのオールドクリスタル
現代品にはない、静かで奥行きのある光の反射。
・単品でも成立する存在感
一脚置くだけで、空間にアンティークならではの品格を与える。
・組み合わせで完成する物語
ワイン/シャンパン/シェリー酒グラスと揃えることで、当時の正統なサービスセットがよみがえる。
特筆:
上流階級(貴族)の食卓で、水は“井戸水をそのまま飲むもの”ではありませんでした。18〜19世紀ヨーロッパでは、井戸水、川の水、雨水は、現在の感覚では非常に不衛生でした。「水をそのまま飲む」こと自体がリスクだったのです。貴族の食卓での「水」は、加水ワイン(ワイン+水)が最も一般的でした。ワインを水で薄めてアルコール度数を下げます。腐敗防止・殺菌の意味もありました。特に、子ども、女性、日中の食事では、この形が多く見られます。貴族階級では、水はしばしば 香り・味を付けて 提供されました。レモン水、オレンジの皮を入れた水、ハーブ(ミント、ローズマリー)、バラ水、オレンジフラワーウォーターなど、「ただの水」ではなく、嗜好品・教養の表現でした。ウォーターグラスが大きく、美しかった理由の一つがここです。特に18世紀フランスでは、砂糖水、蜂蜜水、が広く飲まれました。砂糖は、高級品、富の象徴でしたから、甘い水=貴族の特権、このため、ウォーターグラスが“贅沢な器”である必要があったのです。ウォーターグラスは、単なる水用ではなく、最も頻繁に使われる器であり、食事の最初から最後までテーブルに残ります。つまり、“飲み物の中身”ではなく“食卓の格式”を担う器だったのです。だから、一番大きく、一番安定感があり、一番美しく作られました。※AIによる調査を参考にしています。
minne で購入
昨日お受け取りいたしました。 お写真よりも現物のほうが素敵で、サイドの模様などもとても繊細で美しく惚れ惚れしています。 素敵なお品物をありがとうございました。