大正期の雅やかさを今に伝える、希少な「蒔絵入り花見弁当(大名弁当)」です。
黒漆塗りの上品な艶に、金の蒔絵で描かれた草花文様が華やかに咲き、まるで季節の宴をそのまま閉じ込めたような美しさ。
重箱・徳利・杯などがひとつの箱に収まる実用と美を兼ね備えた造形は、かつて花見や祝いの席で用いられた格式高い品。持ち運び用の取手や、器がぴたりと収まる精緻な造りからも、当時の職人の技量と美意識が伝わります。
艶やかな黒と朱のコントラスト、金蒔絵の気品、そして使い込まれた漆の柔らかな光沢。
日本の暮らしの中に息づく“もてなし”の心を感じさせる逸品です。
インテリアや茶会の飾り、または季節の設えとしても映える、希少なアンティーク。
■サイズ(cm)
幅 30.5 奥行 17 高さ 30
■ 推定制作年代(Era / Period)
大正時代頃(1910-30年頃)
■状態(Condition)
★★★★☆
徳利に直しの跡があります。経年により多少のスレなどがあります。
その他特記する大きなダメージはなく、アンティーク・ヴィンテージ品として良い状態と言えます。(アンティーク・ヴィンテージの手作り品には、経年による細かな擦れや汚れ、わずかな歪みや個体差がございます。あらかじめご了承ください。)
minne で購入
お品物無事届きました。早速、使ってます。手に取るたびに、素敵な模様に見入っています。昔の職人さんの高い技術を感じます。切れ味も良好です。ありがとうございました。