鳴海製陶(NARUMI)が、ボーンチャイナの量産化に成功したのは1956年。 その前後のごく短い期間に作られた、1950年代のヴィンテージプレートです。
今日までの約70年間、誰かの日常の中で途切れることなく「使い込まれてきた」という背景を想うと、どこか愛おしさを感じます。
裏面には赤い「NC」のバックスタンプ。 これは、ナルミが良質な磁器を作ろうと試行錯誤していた頃の、ボーンチャイナ超初期のバックスタンプになります。手書きのような柔らかな書体のスタンプは、当時の印刷技術ゆえのわずかな滲みがあり、どこか職人の手仕事のようなあたたかさを感じます。
可憐なピンクリーフはロースハムのような色合いで、意外とどんな洋食にも合います。囲む二本のサークルは銀彩。派手すぎず、でも食卓を少しだけ明るくしてくれる、そんな実用的な美しさを持っています。
全体的に使用感(スクラッチや銀彩のカスレ)が多くあります。ヒビや欠けはありませんので、これからも日常でお使いいただけます。
このお皿が経てきた「時間」を味わいとして愉しんでくださる方へ。
※1枚のお値段です。
サイズ
直径23cm 高さ2cm
minne で購入
お品物無事届きました。早速、使ってます。手に取るたびに、素敵な模様に見入っています。昔の職人さんの高い技術を感じます。切れ味も良好です。ありがとうございました。