日本の伝統技術「木目込み(きめこみ)」で仕立てられた、雅な立ち雛(たちびな)人形です。赤を基調とした華やかな織柄の衣装に、精巧な冠飾りと髪飾り、さらにリアルな毛髪が添えられており、コンパクトながらも気品と存在感に満ちています。状態は極めて良好で、目立った傷みや乱れもなく、大切に保管されてきたことがうかがえます。銘はありませんが、仕上げの丁寧さから質の高い職人仕事であることが感じられます。
・サイズ:高さ 約16cm
・材質:木製ベース・織布・陶製顔パーツ・金属飾り・人毛または人工毛
・製造年代:昭和中期以降(推定)
・付属品:なし(本体のみ)
・原産地:日本
・伝統的な木目込み技法による美しい造形
・冠と髪飾りの金属細工が繊細で華やか
・和洋問わず飾れるコンパクトサイズ
・書斎、玄関、リビングのアクセントとして
・海外の方へのギフトにも最適
この人形がかぶっている冠の中央には鳳凰(ほうおう)の意匠が見られます。鳳凰は中国由来の伝説上の霊鳥で、古来より「平和」「繁栄」「高徳」を象徴するとされ、天皇や皇族、貴人など高位の存在を飾る意匠として用いられてきました。日本でも、平安時代以降の装飾や衣装、建築(たとえば平等院鳳凰堂)に多く見られますが、一般の雛人形や木目込み人形に鳳凰が用いられるのはやや珍しい部類に入ります。特にこのような小さな立ち雛で、鳳凰が立体的に冠に施されているのは高級な作りの証ともいえます。一般的な木目込み人形の冠には、梅・桜・松など植物モチーフが多く、鳳凰のような動物モチーフは少数派で、鳳凰は高貴な存在を表すため、皇族人形や婚礼人形などに限定して使われることが多いようです。※AIによる調査を参考にしています。
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来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!