スウェーデンの老舗ガラスブランド「KOSTA BODA(コスタボダ)」による、美しいミニサイズのアートガラスベースです。ブラウンの透明ガラス地に白の縞模様が流れるように描かれ、見る角度によって光の反射が変化します。底部には「KOSTA BODA SINCE 1742」の刻印と、作家のサイン・番号がエングレービングされています(写真参照:「B Vallien 75885」などの刻印あり)。本作は、コスタボダを代表するアーティスト Bertil Vallien(ベルティル・ヴァーリン) によるデザインと思われます。彼の特徴的な“オプティカルストライプ”技法が、小さなボディに見事に表現されています。
・ブランド:KOSTA BODA(コスタボダ)
・製作地: スウェーデン・スモーランド地方 コスタ工房
・デザイン: Bertil Vallien(ベルティル・ヴァーリン)
・制作年代: 約1985〜1995年頃
・サイズ:約 高さ6cm × 最大径6cm
・カラー:ブラウン × ホワイトストライプ
・材質:アートガラス(ハンドメイド)
・刻印:底部に「KOSTA BODA SINCE 1742」および作家サイン・番号
・シリーズ: “Mini Art Glass Vase / Flow Series(推定)”
・北欧を代表するガラス工芸ブランドによる希少なミニチュア作品。
・手のひらサイズながら存在感のあるデザインで、棚やデスク上のアクセントに最適。
・光を透かすと内部に美しい縞の陰影が浮かび上がります。
・コレクターズアイテムとしても人気の高いBertil Vallien作品。
・ギフトやインテリア、アートオブジェとしてもおすすめ。
■Kosta Boda はスウェーデンのガラス工芸ブランドで、現在まで稼働しているガラス製造所としては同国最古級のひとつです。元々は Kosta Glasbruk が 1742 年に創立されました。創立者は Anders Koskull と Georg Bogislaus Staël von Holstein で、社名 “Kosta” はそれぞれの名前の先頭文字からとられています。所在地はスウェーデン南部、スモーランド(Småland)地方。森林が豊かで、燃料(薪)確保や原料輸送に適した立地だったため、ガラス産業が発展しました。当初は窓ガラス、瓶、シャンデリアといった実用ガラスの製造が中心でしたが、19 世紀末〜20 世紀初頭から「デザインされたアートガラス」への転換を進め、内部にデザイナーやアーティストを起用して作風の転換を図りました。ガラス吹き、切子、研磨、彩色といった伝統的な手技を保持しながら、デザイナーとのコラボレーションを早くから取り入れて「機械量産+工芸」から「アート+クラフト」へとシフトしたビジョンが評価されます。スモーランド地方は「クリスタルの王国(Kingdom of Crystal)」とも称され、観光資源・文化資源としてもガラス工芸が位置づけられており、Kosta Boda の工場見学やガラス吹き体験なども人気です。コレクターズピースとしても、博物館収蔵品としても価値が高く、世界各地の美術館にも収蔵例があります。手吹き・手仕上げゆえに、個体差・気泡・多少のゆがみなどがあるのが通常です。「完璧」を求めすぎると工芸品としての魅力を損ねる可能性もあります。
■Bertil Vallien(1938 年生まれ)は、スウェーデンを代表するガラスアーティスト/デザイナーのひとりです。ストックホルム近郊ソレンツォナ(Sollentuna)出身。アートスクール(Konstfack)で学び、1961 年には王室奨学金でロサンゼルスに滞在した経験もあります。1960 年代初頭より、南スウェーデンのガラス工場(例:Åfors、Kosta Boda)で活動を始め、以降数十年にわたり独創的なガラス作品を発表してきました。Vallien の作品は「砂型鋳造(サンドキャスト)によるガラス造形」が特徴です。1970 年代からこの技法を確立し、自らのサインとも言える手法となっています。彼は「ガラスは光を食らい、また前へと送る見えない素材。これほど揮発性で手懐けがたく、それゆえ惹かれる」という言葉を残しています。Vallien の作品はアートガラスとして世界各地の美術館・ギャラリーに収蔵されており、コレクター市場でも人気があります。価格も数千ドル〜数万ドルになることがあります。
※AIによる調査を参考にしています。
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来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!