岐阜県多治見市の陶芸家・棚橋淳(たなはし じゅん)による織部焼のフリーカップです。深い青緑釉の表面に流れるような彫文が刻まれ、胴部のねじれが独特の動きを生み出しています。部分的に施された青海波文が、伝統文様と現代的造形の調和を象徴します。手びねりによる一点制作であり、焼成時の釉流れや土肌の表情がそれぞれ異なります。花入や酒器としても映える、棚橋氏らしい静かな力強さを感じさせる作品です。
・作者:棚橋淳(たなはし じゅん)
・産地:岐阜県多治見市(美濃焼)
・技法:手びねり・織部釉・鉄絵文様
・サイズ:高さ 約14cm × 口径 約7.5cm
・状態:良好(無傷)/底部に作家印あり(五角形枠内「J」印)
・用途:フリーカップ・花入・オブジェ
・美濃焼伝統工芸士・棚橋淳による手作りの一点物
・深緑釉とねじり造形の組み合わせが美しい
・部分に施された青海波文が上品なアクセント
・花を挿しても、オブジェとして飾っても映える造形
・現代織部の代表的作風を感じられる逸品
棚橋 淳(たなはし じゅん)氏は、伝統的な瀬戸焼・美濃焼の技法(特に 織部焼・黄瀬戸・古瀬戸)をベースに、現代的な造形と感覚を融合した作品を作陶しています。釉薬の特色として「深い緑(織部釉)」の使用が際立ち、土の質感、釉の厚み・流れ、造形のねじれや変形といった『モダンな動き』を感じさせるフォルムが特徴です。用途も幅広く、食器としての日常使いを想定したラインから、花器・オブジェなど造形性の高いものまで展開しています。1959年岐阜県生まれ。 1990年に愛知県瀬戸市東拝戸町に築窯。瀬戸陶芸協会 会員。日本新工芸家連盟 会員。 日展 入選多数・会友格付けあり。日本新工芸展 入選多数。※AIによる調査を参考にしています。
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来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!