20世紀中頃に製造されたと推定される、非常に珍しい鳥かご型のアンティーク時計です。金属製のケージの中には精巧な小鳥が1羽、秒針のリズムにあわせて小刻みに動くギミック付き。時計の時刻表示はロータリーディスク方式で、中央の球体に刻まれた数字が回転し、矢印の位置で現在時刻を読み取ります。ベースは本物の大理石(マーブルストーン)で構成されており、全体の造形と質感から高級感と安定感が伝わります。裏面にはゼンマイ式の巻きネジおよび時刻調整つまみがあり、"FOREIGN"の刻印が確認できます。これはかつてイギリスが輸入品に対して使っていた表記であり、製造国はドイツ、またはフランス製の可能性が高いと推定されます。
・稼働方式:機械式(手巻きゼンマイ式)
・サイズ:約 高さ33cm × 幅18cm × 奥行18cm
・素材:真鍮、鉄、ガラス、大理石ベース
・鳥の可動ギミック:稼働中は秒針として常時動作
・表示形式:回転ディスク式数字表示(時・分)
・製造国:ヨーロッパ(推定・"FOREIGN"刻印あり)
・推定年代:1950〜1960年代
・見た目もギミックも楽しめる機械式アートオブジェ
・精巧な造りと重量感ある大理石ベースでインテリア映え抜群
・小鳥が動くという稀少なムーブメント付き
・レアな表示方式(ディスク式)でコレクターズアイテムとしても価値あり
・ヨーロッパ製の可能性が高く、高品質・長寿命のアンティーク品
このような「小鳥や動物をモチーフにしたアート的な時計」は、特に19世紀末から20世紀半ばにかけて、ヨーロッパを中心に一定の流行が見られました。当時、時計は単なる実用品ではなく、インテリアの主役になる芸術品として位置づけられていました。特にヨーロッパ(フランス・ドイツ・スイスなど)では、アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)、アール・デコ(Art Déco)といった芸術様式が流行し、自然や動植物をモチーフにしたデザインが盛んに取り入れられました。18〜19世紀のヨーロッパでは、「オートマタ(Automaton)」と呼ばれるゼンマイ仕掛けの自動人形やからくり玩具が上流階級の間で人気でした。この文化の延長で、小鳥が動くオルゴールや、羽ばたく鳩の時計、動く動物が組み込まれた置時計などが登場し、1900年代初頭〜中頃まで人気を博しました。今回のような「鳥かご型で、小鳥が動き、時間をロータリーで表示する」スタイルは、視覚的な面白さ、時間を見る楽しみ、自然との調和感といった要素を兼ね備えており、デザインクロックとしての完成度が非常に高い例です。※AIによる調査を参考にしています。
minne で購入
来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!