横幅:780 奥行:480 高さ:1620 mm
材質:マホガニー 年代:1900年代 輸入:イギリス
▼下部開き扉の向かって右側は、おそらくアクリルガラスか何かだと思われます。見た目では全く分かりませんが、叩くと音が違いました。
▼ミラーやショーケースの天板ガラスには経年のダメージが見られます。お写真にてご確認くださいませ。
▼ご注文からお届けまでに少しお時間を頂く商品です。お急ぎの場合は事前にご連絡下さい。
1900年代初頭にイギリスで製作された、ジョージアン様式を基調とした見事なアンティーク・キャビネット。重厚感と品格を併せ持つマホガニー材が用いられており、その深い赤褐色の艶やかな木肌は時代を経てなお優雅な存在感を放っています。
デザインは18世紀のイギリスを代表するジョージアン様式(Georgian Style)に強く影響を受けている印象。ジョージアン様式はシンメトリー(左右対称)を重視した造形と上品で洗練された装飾が特徴で、こちらのキャビネットにおいてもそれらの美学が存分に表現されています。特に上部の壺型フィニアルを思わせる装飾性の高いペディメント(破風)や、繊細な透かし彫りが施されたフレームワークには当時の職人技術の高さと美意識が色濃く反映されています。
上段にはガラス扉付きのディスプレイケースが設けられており、格子状のモールディングが施されたガラス窓が内部の収蔵品をより魅力的に引き立てます。ガラス扉の縁には唐草模様のような植物文様の彫刻が施され格式ある印象を与えてくれます。
なお中段には波型の引き出しが設けられており、天板にガラスが採用されていますのでショーケースとして利用可能。ジュエリーや銀器、小物類などを丁寧に収納でき、引き出しを開けるだけでアイテムの出し入れができる手軽さも魅力的です。
このキャビネットは単なる収納家具としてだけではなく、19世紀から20世紀初頭の英国文化、職人技術、そしてデザイン哲学を現代に伝える貴重な一品です。
minne で購入
来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!