子羊を抱える羊飼いをモチーフにしたこちらの煙出し人形は、ドイツのザイフェンにあるクリスチャン・ウルブリヒト工房のヴィンテージ品です。
人形の下部にコーン型のお香を置いて火を灯すと、羊飼いの口元からゆらゆらと煙が立ち上る仕組みになっていて、素朴な木の質感が、ドイツ・エルツ地方の伝統工芸品ならではの温かみを感じさせてくれます。
煙出し人形は、1830年頃に初めて作られたと言われています。この地域はかつて鉱業で栄えましたが、資源が枯渇すると、住民たちは生計を立てるために木工品作りを始めました。
地域の炭鉱夫や牧師、パン屋さん、郵便配達員など、エルツ地方で暮らす人々の身近な職業や日常の姿がモチーフとして作られてきました。長い歴史の中で一つひとつ丁寧に作られているため、同じ表情やデザインのものは少なく、お気に入りの一体を見つける楽しみがあります。
こちらは、お香を使った形跡や香りが残っていないため、おそらく未使用のまま保管されていたものと思われます。羊飼いの杖は取り外しが可能です。大切にされてきたことがわかる良好なコンディションです。
おまけとして、画像にあります▲お香▲を10個同梱いたします。不要な方は購入時の備考欄にてお知らせください。
サイズ
縦20cm 横10cm(杖を除く姿の最大値)
minne で購入
来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!