横幅:555 奥行:360 高さ:1435 mm
材質:マホガニー 年代:1900年代 輸入:イギリス
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1900年代初頭、イギリスにて製作されたマホガニー製のキャビネット。ヴィクトリアンスタイルの意匠を色濃く残すデザインで、ヴィクトリアン後期に特徴的な要素が凝縮されています。カブリオールレッグ(猫脚)やシェルをモチーフとした彫刻、緩やかな曲線を描くガラス扉のフレームは、ロココやゴシックリバイバルの影響を受けつつも、過度な装飾を抑えた端正な仕上がりが印象的です。さらに上部には小さな飾り棚とミラーが設けられ、実用性と装飾性を兼ね備える点も当時の家具様式の特徴をよく表しています。
ヴィクトリア時代の家具は「家の格式を示す存在」とされ、応接室や食堂に置かれるキャビネットは単なる収納具ではなく、美意識と社会的地位を映し出す象徴でした。本品もまた、そうした時代背景を体現する一脚であり、100年以上の時を経てもなお輝きを失わないクラシカルな魅力を宿しています。
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来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!