北欧スウェーデンヴィンテージオブジェ家

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スウェーデンを代表する陶磁器メーカーのGustavsberg(グスタフスベリ）。リサ・ラーソンやスティグ・リンドベリなど著名なデザイナーと数々の名作を生み出してきました。こちらのBagdadのオブジェもGustavsbergにより製造されました。デザインを手がけたのはBertil Vallien。彼はガラスアーティストとしてKosta Bodaなどで数々の名作を生み出していることで有名ですが、Bagdadは陶芸作品で彼が20代の若かりしときにデザインをしたものです。 Gustavsbergにゲスト作家として初めて迎えられますが、当時師匠でもあったStig Lindberg（スティグ・リンドベリ）が病気で休養をすることなり、しばらくはリンドベリのアトリエを借りて仕事をすることになります。 Bagdadはアトリエを借りていたときにスケッチした建築的なオブジェ群が元になっています。 1966年、Gustavsberg社の誰かがそのスケッチを発見し、ヴァリーンの署名（B Wallin）を見つけたことで、彼の作品として商品化が進められました。ただし、その後ヴァリーンが量産や販売に積極的に関与することはなく、1966〜1970年にかけてGustavsberg側が独自に生産・販売したとされています。こちらの作品は全7種ある中で、No.7と呼ばれているタイプのものです。すらっと背の高い塔のような建築物です。黄色の屋根が特徴で可愛らしく、面によってデザインや質感が異なるのが面白みのある作品です。 Bagdadの名の通り、中東イラクのバグダッドの建物をモチーフにしていると言われており、素朴な質感ですがかなり凝ったデザインです。陶芸作品を作成していた当時は「B.W」とサインを入れていましたが、Kosta Bodaで仕事をするようになったときに既にB.Wのイニシャルの職人がいたため、現在ガラス作品には「B.V」と改名したサインが入っています。 Bagdadには初期に使っていた「B.W」のサインが入っています。とても貴重なアート作品です。 ■商品情報 Item No : 2047 Brand : Gustavsberg Series : Bagdad Designer : Bertil Vallien Year : 1966-1970 ■Size W5.5 D4.8 H18 cm ■コンディション特筆すべきダメージはありません。良好なヴィンテージコンディションです。【掲載写真について】モニターにより釉薬の濃淡や色味が異なります。写真に映りきらない傷や汚れが見られる場合があります。