横幅:490 奥行:540 高さ:1035 座面高:510 mm
材質:ウォールナット 年代:1900年代 輸入:フランス
▼張り生地や内部のスプリングはダメージがほとんど無かったのでそのままの状態にしています。張替えをご希望の方はお見積りしますのでお申し付け下さい。
▼本体に若干のグラつきが見られるのですが、修復には生地を剥がす必要があるのでグラつきはそのままにしています。グラつきと言って日常使いには全く問題のないレベルですので、今後長くお使い頂く中で生地にダメージが出た際に生地張り直しと共にグラつきの締め直しメンテナンスをされることをお勧め致します。
▼ご購入から発送まで少しお時間を頂く商品です。お急ぎの場合は事前にご相談下さい。
1900年代のフランスで製作された非常にハイクオリティなアンティークチェア。19世紀後半、ナポレオン3世時代(セカンド・エンパイア様式)から続く美術様式の影響を受けた格式高いデザインが特徴です。使用されている木材は堅牢で美しい木目を持つ無垢のウォルナット材。時を経るごとに深みを増したその質感は、アンティークならではの重厚な存在感を放っています。
デザインは当時流行したネオ・ルネサンス様式に強く影響されており、古典建築の構成美と植物モチーフの繊細さが融合した装飾が随所に施されています。特に目を引くのは背もたれのトップにある三角ペディメント風の冠部で、中央にはアカンサスリーフと花綱(スワッグ)を思わせる立体彫刻があしらわれています。この意匠は当時の上流階級の間で好まれたクラシック回帰の美意識を色濃く反映しており、ひとつひとつが熟練の職人による手仕事の結晶です。また、脚先には真鍮製のキャスターが取り付けられ、19世紀後半の家具に見られる優雅さと機能性を両立したつくりとなっています。
座面および背もたれには、ゴールドとブルーのリーフパターンが織り込まれたクラシカルなファブリックが張られており非常に華やかな印象。入荷時の状態が非常に良かったので、生地・クッションをそのまま使用しています。家具本体には極わずかなグラつきがあるレベルで、お使い頂く上では全く問題のないレベルでした。生地を剥がして締め直しメンテナンスを行っても良かったのですが、既存の生地が使えなくなってしまうのはあまりにも勿体ないので今回は生地を優先させて頂きました。
長くお使い頂く上で、生地やクッションにダメージが出てきた際に生地の張替えと締め直しメンテナンスをまとめてご依頼頂くことをお勧め致します。
当時の邸宅やサロンにふさわしい気品を備えつつも、現代の空間においてもその芸術性と品格は色褪せることなく輝きを放ちます。フォーマルなダイニングや書斎、あるいはブティックやサロンのインテリアとしても映える、実用性と装飾性を兼ね備えた一脚です。
minne で購入
来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!