横幅:390 奥行:380 高さ:925 mm
材質:ローズウッド 年代:1910年代 輸入:イギリス
▼全体的に経年による塗装ムラや小傷が見られます。天板等の再塗装をご希望の方はご相談下さい。
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1910年代のイギリスで製作されたエドワーディアンスタイルのアンティーク・コールボックス。希少な高級木材として名高いローズウッドが贅沢に用いられ、深く豊かな木肌の色合いとしっとりとした艶が経年を経た今なお気品を感じさせる美しい佇まいです。
コールボックスというアイテムは当時の英国邸宅において、暖炉の傍に置かれ石炭を収納するための実用品として使われていました。しかし実用性のみならずインテリアの一部としての美しさも求められていたため、装飾や意匠には当時の美意識が色濃く反映されています。
こちらのコールボックスに取り入れられているのはエドワーディアンスタイル。1901年に始まるエドワード7世統治期のイギリスで流行したデザイン様式で、ヴィクトリアンの重厚さを引き継ぎつつもより軽やかで洗練された印象が特徴です。このコールボックスにも、過剰な装飾を避けながらも繊細で上品な意匠が取り入れられており、まさにエドワーディアンらしい優雅な雰囲気が漂っています。
実用面では、前扉が手前に大きく開くティルト式(傾斜式)の構造で、内部には石炭をたっぷりと収納できるスペースが確保されています。側面には装飾的な鋳物のハンドルが付き、脚部には真鍮キャスターを装備しており当時の生活様式に即した機能性の高さも魅力です。
石炭収納という本来の用途にとどまらず、現代の暮らしの中では傘立てやスリッパ収納、小物入れやグリーンスタンドとしてもお使いいただける多用途な所も魅力的。英国アンティークの上品な雰囲気を空間に添えるアクセントとして、また手仕事の温もりや時代の空気を感じるアイテムとしてぜひお迎えいただきたい逸品です。
全体的に経年による塗装ムラや小傷が見られますが、それらはアンティークの風合いとして愉しむこともでき、また再塗装によって美しさを取り戻すことも可能です。木部の構造はしっかりとしており、これからも長くお使いいただけるコンディションを保っています。
minne で購入
来月に引っ越しをするので、新居にて使いたいと思います。今回は、素敵な作品をありがとうございました!