横幅:530 奥行:610 高さ:960 (mm)
材質：ウォルナット 年代：1870年代頃 輸入：イギリス
背面裏生地とウェービングリボンは張替え交換済み!
座面生地・クッションはオリジナルのままです
とても珍しいデザインのチェア…今まで見たことのない優雅さです。チェアの年代としたら1870年頃のもので、イギリスのミッド・ヴィクトリアンの頃の作品です。思わず“作品”と言ってしまいましたがその言葉が出てきてしまう程のプロポーション…。まずはそのデザイン性! 先述でも言いましたがまず見たことのない独創的なデザインは一目で目を奪われてしまう程です。ヴィクトリア期の家具は曲線基調のものが多いのですが、ここまでのものものは圧巻ですね。
椅子本体全てがウォルナットの無垢材で出来ており、その彫刻一つをとってもクオリティーの高さが伺えます。また生地もオリジナルのままです。プチポワンのように織り込まれた生地はそれ自体にも価値がありますので無事入荷できて良かったです。
こちらのようなナーシングチェアとは女性が赤ちゃんをあやす時に使われていたチェア。ですので座面が低く、ゆったりもたれられるよう背もたれの角度が緩やかに作られています。使用用途が限定された家具というのは往々にして贅沢品ですが、このチェアは群を抜いていると言えます…。
コレクションチェアとしての使用用途だったのか、大きなダメージは全くないようなグッドコンデションで仕入れることが出来ました。しいて言えば背もたれ裏生地と縁飾りのウェービングリボンに汚れが目立ちましたので、その2点は当店でオリジナルと似たものを探し交換しています。
その他は本体全体クリーニング・傷部分のタッチアップ・全体のワックス磨き上げが大体の内容でした。なお座面生地・背もたれの表生地・クッションは経年による若干の色あせ等は見られましたが、比較的良い状態でしたのでオリジナルのままにしてあります。埃等は念入りにたたき出し、ファブリック専用のクリーナーで汚れを丁寧に落としていますので安心してお使い頂けます!
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