16~17世紀に東洋から西洋にもたらされた喫茶の文化は、その後のテーブルウェアの成立やインテリア、装飾美術の発展に貢献しました。テーブルウェアと食文化の様式は19世紀に確立しますが、そのなかで異色な存在として現れたのが、濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ、デミタスでした。
19世紀、中産階級が勃興したヨーロッパにはコーヒー文化が浸透し、デミタスの多彩なデザインが誕生しました。一方、19世紀半ば以降、万国博覧会を契機に、欧米でジャポニスムが流行し、日本的なモチーフや構図を発展させたデザインが生まれました。また日本の窯元で輸出用に生産されたカップ&ソーサーも人気を呼びました。世紀末にはジャポニスムに影響を受けたアール・ヌーヴォー様式がデザイン界を席巻します。そして、デミタスカップにも精緻を極めた技巧を詰め込み、冒険的ともいえるデザインが生み出されています。
本展では、2000点を超える村上和美氏のコレクションの中から、19~20世紀に欧州の名窯が生み出したジャポニスム、アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザインなど当時の流行を反映した作品を中心に、珠玉の約380点を紹介します。
この展示では、村上和美氏のコレクションから厳選されたジャポニスム、アール・ヌーヴォー、アール・デコの作品が紹介されるとのことで、その時代の流行を反映した珠玉の380点の作品が展示されるのは必見です。この展覧会は、喫茶文化とデザインの融合を通じて、過去の美しい作品に触れ、その魅力を堪能できる貴重な機会だと思います。ぜひ皆さんにおすすめしたい展示会です!
- 開催
- ※イベントは終了しました。
2023年6月10日(土)~8月27日(日) - 時間
- 10:00~18:00(7・8月の土日祝は9:30~)
※入館は閉館の30分前まで - 会場
- 兵庫陶芸美術館 展示棟 展示室1・2・4・5
- 休館日
- 月曜日
ただし、7月17日(月・祝)は開館し、7月18日(火)は休館 - 観覧料
- 一般 ¥1,200
大学生 ¥900 - 公式サイト
- https://www.mcart.jp/exhibition/e3501/
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