江戸時代初期、17世紀の初めに九州 肥前国(現在の佐賀県と壱岐、対馬をのぞいた長崎県)有田で誕生した肥前磁器は、伊万里津(港)から積み出されたことから伊万里焼とよばれるようになりました。なかでも江戸時代の伊万里焼を古伊万里と称しています。
古伊万里は、17世紀半ばから約100年にわたり海外へ盛んに輸出されました。それは、オランダ東インド会社が中国陶磁に代わる品として大量に注文したものでした。今展では、ヨーロッパの王侯貴族が競ってコレクションし城館を飾った柿右衛門様式や古伊万里金襴手の大型作品とともに、お茶やチョコレートなど新しい喫茶文化を伝える小さなティーポットやカップなども紹介します。
また、大胆な絵付けの古九谷様式の大皿や、鍋島藩窯で特別に作られた色鍋島など、国内向けの江戸時代の陶磁器もあわせてお楽しみください。
江戸時代初期に生まれた肥前磁器は、その美しさと洗練された技術で世界中から愛されるようになりました。古伊万里として知られるこの素晴らしい作品たちは、17世紀半ばから約100年にわたり海外へと輸出され、ヨーロッパの王侯貴族が競ってコレクションし城館を飾ったほどの名品です。
展示では、歴史と美の融合を体感できる貴重な機会となっています。世界を魅了した古伊万里の物語を、ぜひあなた自身の目で見て、感じてください。彩り豊かな磁器たちが、心に残る素晴らしい思い出となること間違いありません。
日本の伝統工芸と歴史の息吹を感じながら、美の世界へと誘われる古伊万里展。ぜひ、足を運んでみてください。きっと、心に深い感動を与えてくれることでしょう。
- 開催予定
- ※イベントは終了しました。
2023年6月20日(火)〜10月9日(月) - 時間
- 10:00~19:00(in18:30)
- 会場
- 松岡美術館
〒108-0071 東京都港区白金台5-12-6 - 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 入館料
- 一般 1,200円、25歳以下 500円
※高校生以下、障がい者手帳の所持者は無料 - 公式サイト
- 江戸の陶磁器 古伊万里展 – 松岡美術館
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