湯あみ布
バスタオルのなかった時代の湯浴み布です。
ハンマームで頭からかぶって使用していたのでこんなに大きいのです。
下にイスラム歴で年代が書かれています。19世紀のものです。
このような似た柄が300年も作り続けられていたのです。
茜、藍、石榴の色です。
両面型染めですので,木版製作も染め時間も2倍かかります。
ペイズリー柄の間は手描きです(カラムカリ)。
なので、表と裏が柄の模様が違うところがあります。
よく見れば明らかに違いが判ります。
これは特に赤のの発色がきれいなので、インドのコルマンデラ海岸地方で製作されたものです。
イラン向けにしか制作されていませんので、ペルシャ更紗と言われています。
35年前、イランのイスフアンで出会いました。美しいペルシャ更紗です。
大きさは135x260cm