スターリングシルバー（銀925）ピアス細工　サーヴィング・スプーン

エドワーディアンの美しいお花のピアス細工（透かし細工）のサーヴィング・スプーンのご紹介です。 ピアス細工はエドワーディアン時代（1901〜1910年）に技術が頂点を極め、各工房が競い合うように美しいピアス細工の銀器を製作しました。Baker Brothers は1801年創業の老舗の工房ですが、エドワーディアン時代に大きな成功をおさめました。サーヴィング・スプーンはその時代に製作された銀器です。 大輪の二つの花を波型文様で囲み、ギルトされたボウルには細かいエングレーヴィングが施され文様に陰影を与えています。ハンドルも同じく三つの花を中心に唐草を思わせる波型の文様のピアス細工の装飾です。デザインを見ると繊細な印象を受けますが、手に取ると重厚でしっかりとした造りになっております。 出産祝い、結婚祝い等の贈り物だったのでしょうか。ピアス細工に切れや修理後もなく、ギルトの状態も良好、大切に保管されていたお品物と思われます。刻印も鮮明でとても良い状態のお品物です。 これ一つでテーブルが華やぐ美しいサーヴィング・スプーン、おもてなしの季節に相応しい名品です。 時代：　　1904年　英国　 刻印：　　Lion Passant（925/1000）、Assay Office (Birmingham)、Date Letter (e)、Maker's Mark 工房：　　Baker Brothers サイズ：　 長さ 21cm 　ボウルの幅 6.5cm 重さ 54g